神奈川県議会議員 松崎淳 公式ブログ 夢あきらめないで!

論争 人材の国づくりは神奈川から㉙ 特別委員会編

2004年6月定例会 次世代育成特別委員会での質疑のまとめ

来年度からアメリカと高校生交流スタートへ
松崎:この定例会の本会議で私の一般質問に対し松沢知事は、答弁で「アメリカメリーランド州との人材交流を、目的と戦略性を持って推進していく」と述べた。そこで、神奈川県として具体的にどう取り組んでいくのか。
県側:知事がメリーランド州訪問の際、「県内の高校生のスピーチコンテストで優秀なものがいれば訪問させたい」と話したところ、アメリカ側からも「すばらしいプログラムなので実現に向けて協力していきたい」と返事があった。県教育委員会としても形にしていきたいと考えているので、他の部局とも連携して、来年から実現していけるように努力する。

参考 この定例会本会議一般質問とは・・・以下の通りです。 
対米戦略について
松崎:6月の知事訪米以降、バイオ産業を軸とするメリーランド州との経済交流を進め本県経済の活性化につなげるため、大学同士の連携やや産学連携など国境を越えてネットワークを強化すべきだ。
知事:メリーランド州とは研究開発機関同士や産学の連携を、国境を越えて進め、高付加価値型ベンチャー企業を作り出すとともに、バイオ企業の県内誘致も進める。同州のアーリック知事からは経済交流拠点設置の提案もいただいているので検討を進め、国境を越えて地域間のネットワークを作り、本県経済を活性化してゆく。
松崎:交流拠点の設置は新しい話であり、ネットワークの形成に是非取り組んでいただきたい。ところで私は先日、ベーカー駐日アメリカ大使公邸でのレセプションに出席した。私と同じように国務省の招待で訪米した人々が一堂に会し50周年を祝ったが、海部、細川元総理や菅元代表らがいずれも青年時代に招かれている点から見ても、アメリカの一貫した戦略というものを感じた。そこで知事に提案したいのは、今後アメリカとの間に人材交流を含めてどういう未来像を描くかについてであり、この際、メリーランド神奈川県の世界進出の拠点とするくらいに骨太な対米戦略を確立すべきだと思う。
知事:これまで神奈川県は世界の8地域と友好提携を結んできたが、今後は相互理解の交流から一歩先に進める必要があるし、交流先もアジア、ヨーロッパ、アメリカを中心に選択していく。特にアメリカとの交流は大きな意義があり新たな展開が求められる。メリーランド州との交流についても経済交流や次代を担う若い人たちの交流に力を入れていくし、こうした目的と戦略性を明確にした交流が国家レベルでの関係発展にも寄与すると考えている。
  1. 2013/06/16(日) 20:44:48|
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論争 人材の国づくりは神奈川から❻ 本会議編

神奈川県議会 平成18年12月定例会本会議での代表質問と答弁

米国メリーランド州との経済交流とバイオ産業について

●松崎淳
 本県では、平成17年8月に同州に駐在員事務所を開設し、同年10月には、米国バイオ関連企業等との交流を希望する県内企業等によるミッションを派遣すると同時に、現地において知事自ら神奈川県の企業誘致に係るインセンティブを紹介するなど、バイオ関連産業を中心に、米国企業の誘致、県内企業の対米進出、販路拡大などの支援を積極的に推進している。
 そこで、医療、食品、環境など様々な分野に変革を与え、21世紀の産業をリードする分野として高成長が期待されるバイオ産業の振興について、メリーランド州との経済交流を踏まえて、本県としてどのように取り組んでいくのか、伺いたい。

○知事答弁
 最後に、米国メリーランド州との経済交流を踏まえた、バイオ産業の振興についてお尋ねがございました。
 バイオ産業は、医療、環境、エネルギーなど様々な分野に及んでおり、県内産業にお
いても、例えば、医薬品や化粧品の生産額は全国でも上位を占めるなど、今後とも、成長が期待される産業の一つであると認識をしております。
 こうしたバイオ産業の振興に向けて、本県では研究機関等が持つ有望な研究成果の発掘や、大学等と連携したベンチャー企業の創出支援などに取り組んでまいりました。
 また、メリーランド州との経済交流におきましては、バイオ関連の研究機関や企業の集積に着目をし、平成12年度から3年間、ジェトロの事業を活用した交流を行ってきております。
 平成17年度には駐在員事務所を開設するとともに、企業ミッションを派遣し、バイオ関連企業や大学、研究機関との交流を進めており、こうした中、本年8月には米国企業のマックスサイト社と、県内企業の株式会社メディネットによる「がん免疫療法に関する共同開発」という具体的な事例も生まれております。
 さらに、来年1月には、駐在員事務所開設後、初めてとなる、メリーランド州からの
バイオ関連企業等のミッションを、受け入れることとしております。現在、県内企業とのビジネスチャンスの拡大につながるように、個別商談会などの準備を進めているところでございます。
 今後、バイオ産業の振興につきましては、駐在員事務所を活用し、先進地域であるメリーランド州と、本県の特性を活かした経済交流を着実に推進し、具体的な成果に結びつくよう努めてまいります。
 また、県内の大学、研究機関、関連企業等によるネットワーク組織と連携し、産学公による共同研究や、研究成果の実用化に挑むベンチャー企業の創出など、バイオ産業が神奈川で発展していく環境づくりに、取り組んでまいりたいと考えております。
 私からの答弁は以上でございます。
  1. 2013/05/22(水) 08:01:23|
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