神奈川県議会議員 松崎淳 公式ブログ 夢あきらめないで!

自殺対策を企業や県民に求める県庁自体の自殺の現状と対策について緊急質問

3月7日 社会問題対策特別委員会 
民主党・かながわクラブ 松崎淳委員 質疑応答
自殺対策を企業や県民に求める県庁自体の自殺の現状と対策について緊急質問

松崎委員:自殺対策の対象としては、神奈川県庁の職員も例外ではないということでよろしいですか。

保健予防課長:職員も対象に含まれております。

松崎委員:そうすると、教職員や警察官も含まれているということでよいですか。

保健予防課長:そういうことでございます。

松崎委員:ではお聞きしますけれども、県職員の方々における自殺の状況はどういう状況でしょうか。

保健予防課長:県職員の実情は承知してございません。

松崎委員:では、実情がわかったら教えていただきたいということと、実情がわからないということだから、この点の質問ができないのですが、そこで、わかった段階で教えていただきたいのが、原因とか対策がどうなっているかということをお伺いしたいので、わかった段階で教えてください。

保健予防課長:どこまでわかるかということはありますけれども、調べます。

松崎委員:当然ここではメンタルヘルス対策ということを主眼において、対策を体系立ててやっているのだから、これは県職員についても同じことがあると思うので、そういう取組みについてもご答弁いただければと思います。

保健予防課長:職員に対するメンタルヘルス対策ということですが、直接の所管ではありませんが、総務局の中に職員厚生課を置きまして、職員のメンタルヘルス対策ということで相談に応じていると承知しています。

松崎委員:部局の職務分掌を聞いているわけではないので、今の答弁は求めている答弁ではないのですけれども、どういう形でメンタルヘルス対策をしているか、ということを答弁いただきたいと思うので、実態がわかった段階で教えてください。

保健予防課長:後ほど答弁させていただきます。

参事監(兼)保健医療部長:
先ほど松崎議員のご質問で答弁保留させていた件につきまして答えさせていただきます。神奈川県職員向けの自殺対策をどのような形でされているかということがご質問の一つであったと思います。県職員個人個人に対してどのようなことをやっているかというと、一つは、健康診断を個人個人にやっている中で、問診の中でメンタルヘルスの状況を確認して医師による指導がなされているというのが一つ。また、相談窓口ということで、健康管理センターを中心に窓口を作り、そこには精神科医を配置しています。また、体制をどのような形で作るかということで考えますと、各部局でそれぞれの職場研修の中でメンタルヘルス研修についても行なっているというところもございます。ゲートキーパーの研修も職場研修の中でやっているところもございますし、そういった形での、ある意味、職員それぞれがそれぞれの職員に温かい目で接するみたいな形で、早めに見つけるような体制を作ろうという形でやっているところでございます。また、産業医の取組みというのが一方でございますが、産業医の認識の中でメンタルヘルス対策についても、しっかり目配せをさせていただきながらやっているというところで、個人に対して、組織として、産業医としての活動という形で県職員に対してメンタルヘルス対策を行っているというのが承知している範囲での話でございます。また、県職員の自殺の件数については個々個別の問題ですので承知していないのが現状でございます。

松崎委員:自殺の件数は個々の問題だから把握をしていないというのは答弁が錯綜したものだと思います。一人ひとりの人がどのように自殺をなさったのかとつぶさに答弁してくれと質問したのであればそういう答弁になるのかしれませんが、私はそのようなことは聞いていません。

参事監(兼)保健医療部長:
個々と申しましたのはそれぞれの部局で何人という形ですので、県職員全体として例えば昨年1年に自殺で亡くなった人につきましては、少なくともここに出席している職員の範囲内では答えられないというところで答弁させていただいたところです。

委員長:暫時休憩いたします。

(暫時休憩)

委員長:委員会を再開いたします。

参事監(兼)保健医療部長:
先ほど松崎議員からご質問に対して、県職員で自殺で亡くなった件数がどのくらいいるかというご質問をいただきました。これにつきましては人事を所管している総務局ですとか、教育ですとか、警察といったところの、人事を所管しているところに、これから確認をさせていただきまして、その確認の結果をこの特別委員会の中で後ほど報告させていただきたいと思います。

委員長:松崎委員、それでよろしいですか。

松崎委員:よろしくお願いします。

委員長:ではそのようにさせていただきます。

参事監(兼)保健医療部長:
先ほどの松崎議員からのご質問を担当部局に確認させていただきましたので、ご報告させていただきます。時間がかかって申し訳ございませんでした。自殺者の県職員の件数ということですが、知事部局、教育委員会、警察に確認をさせていただいたところ、それぞれで、「個人が特定されることでもあり、ご遺族への心中への配慮も必要」という形で、「公表していない」ということでございました。しかしながら、一定程度自殺者がいるものと想定されるところもございます。職員のメンタルヘルス対策というものは、神奈川県におきましても引き続き重要な課題だと考えておりますので、さきほど申しましたように、個別の対策とか組織の対策を組み合わせて、自殺者ゼロをめざす必要があろうと考えておりますので、委員からのご意見を重く受け止めまして関係部局とも連携しながら、現状、実態の把握も含めまして関係部局と相談しながらしっかり対策をとっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

松崎委員:一言だけ申し上げます。それぞれ理由を述べておられるので、その点については受け止めさせていただきたいと思います。ただ、県民、企業等に対して自殺の総合対策ということで県として呼びかける、あるいは旗を振るという役割を果たしていかなければならないわけですから、自らの組織・人材のところでどういう対応をとられているのか、おそらくは公表はしないけれども、内部においては把握され分析をされ、その上に立って対策をとられているということだと思いますから、そこのところをしっかりと行なっていただいて、県民や企業、団体等の信頼を得て、施策の推進にあたられることを強く求めたいと思います。 — 場所: 神奈川県庁
  1. 2014/04/11(金) 21:34:09|
  2. 横浜市金沢区