神奈川県議会議員 松崎淳 公式ブログ 夢あきらめないで!

頑張ります

価値観の多様な国のはずが一発で持って行かれた。政治が非力という前に国民自身が弱いのだ。恐怖を煽り国民を支配するのにもってこいの道具を政府に与えてしまった。秘密保護法は公約にはなかったから、ねじれの解消といううたい文句にうっかり乗せられたことには同情するしかない。予期せずに、これから創設されるであろう「特高」に追われるかも知れない大多数の善良な国民は、これが先進国中極端な唯一の法制度だと言うことすら知らないでいる。
 法の支配、適正手続保障、秘密の範囲、60年、国政調査権との関係。萎縮効果というような、法制度の趣旨、制度設計、目的効果などについて、少なくとも先進国における緻密さや論議解釈の積み重ねで必要最小限の範囲などの線引きがとうとう曖昧で不明瞭なまま制度化されるに至ったことでしょうか。恣意的運用の懸念の払拭もわたくしには大切なことに思えます。
 制度設計にも運用にも厳格さを求めるのはなぜか。権力に刀を持たせようと言うときにいつでも斬っていいですよというのか、どの場合に何のためにどれくらいどんな風にと細かく決めて報告を求め審査も行うというのでは大違いだからです。その権力自体もどこがもつかで大違いです。
 きょうも民主党がダメだから・・・と仰る方が居られましたが、その方は半年前の参院選直前も一年前の衆院選直前も全く同じ事を仰っていました。ついぞ現与党のご批判はなさらないというか、指摘されても反らしてしまうので、まあ目を閉じれば世界はなくなるとはこのことかと思いました。
 それにしても民族宗教や肌の色の違いで人と人の間に線を引く。他者を認めない。非寛容を盛り立て都合の悪い事実に蓋をする。彼らが恐れるものは目であり耳であり口である。言葉を狩ることは人間を狩ることだ。もちろんめげずにここから頑張って頑張って頑張り抜いて引き続き頑張って参ります。
  1. 2013/12/09(月) 22:27:36|
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